お手軽、でも味は本格派。ドリップバッグでコーヒーライフがさらに楽しく
気軽に淹れられるのに、本格的な味を楽しめるドリップバッグのコーヒー。選ぶ際のポイント、おすすめ品から、あると便利な専用スタンドについてまでご紹介します!手間なしでドリップコーヒーの味が楽しめる。ドリップバッグを、試してみない?
コーヒーを淹れる方法はいろいろありますが、気軽に楽しみたいなら、おすすめなのがドリップバッグです。1杯分のコーヒー粉がフィルター付きの簡易ドリッパーの中に入っていて、カップにセットしてお湯を注げば、いつでも手軽にコーヒーを淹れられるのが大きなポイント。それでいてハンドドリップの本格的なコーヒーを味わえるので、まさにいいとこ取りなのです。お手軽さだけでいえばインスタントコーヒーに軍配が上がりますが、味にもこだわるなら断然ドリップバッグを推奨。常備しておけば、思い立ったときに気負いなく本格的なコーヒーを楽しむことができます。
ドリップバッグのコーヒーを選ぶ際にチェックしたい4つのポイント
ドリップバッグのコーヒーは、本格的な香り・風味・味わいを楽しめるのが魅力。選ぶ際に以下の4つのポイントをチェックするのが“好みのコーヒー”にたどり着くための近道です。しっかり確認して理想的なドリップバッグを見つけましょう!
ポイント1
焙煎の種類
コーヒーの焙煎は、細かく分けると8種類以上あります。ただし、大きく分けると「深煎り」「浅煎り」の2タイプです。焙煎するほど酸味が薄れていくため、深煎りのコーヒー豆はビターな味わいや香ばしい風味が際立ちます。カフェオレに適しているのも特徴といえるでしょう。一方、浅煎りは苦味が少なく、豆本来のフルーティな酸味が強く残ります。スイーツ類との相性が良いのもポイントです。以上を念頭に置きつつ、自分の好みやシーンにマッチする焙煎の度合いを見極めてみてください。
ポイント2
コーヒー豆の産地
コーヒー豆の産地も味に大きく影響します。豆が採れた場所によってコク・酸味・香りのバランスが大きく異なるのです。大まかに説明すると、「中南米」産は爽やかでバランスが良く、「東南アジア」産は苦味が強くコクのある味わい。「アフリカ」産はフルーティな酸味と独特な香りが特徴的です。また、世界三大コーヒーといわれる「キリマンジャロ」「グアテマラ」「ブルーマウンテン」は比較的バランスが取れた味わい。各地の豆を混ぜた「ブレンド」はさらにクセがなく飲みやすいのが一般的です。
ポイント3
コーヒー豆の量
ドリップバッグに入っているコーヒー粉の量もチェックすべきです。商品によって量はまちまちで、7~13gくらいの範囲が一般的。大半は8g程度です。注ぐお湯の量との関係もありますが、基本的に粉の量が多いほうがコーヒーの味や風味が強くなります。標準的な8gくらいから試してみて、カップのサイズとの相性も考えながら、好みの濃さを突き詰めてみてください。
ポイント4
成分の抽出方式
ドリップバッグは簡易式のドリッパーをカップのフチに引っ掛けて使用する「ドリップ式」が主流。コーヒーの粉の中をお湯が通り抜けることで成分を抽出します。圧倒的な主流はこのドリップ式ですが、実は「ティーバッグ式」や「浸水式」と呼ばれるタイプもあります。その名の通り、ティーバッグのようにコーヒー粉の全体をお湯に浸ける方法で、コクが出やすいのがポイント。抽出時間が節約できるのもポイントです。
手軽でおいしい。ドリップバッグのおすすめ10選
チェックポイントが把握できたら、ドリップバッグ選んでコーヒーを味わってみましょう。さまざまなタイプのおすすめドリップバッグをピックアップしましたので、気になるコーヒーから試してみてください!
アイテム1
『スターバックス』オリガミ パーソナルドリップ コーヒー
『スターバックスコーヒー』が手掛けるドリップバッグ。豆の挽き方や分量にこだわり、香り豊かなコーヒーが手軽に味わえるように工夫されています。クセのないハウスブレンドに加え、他の味わいやデカフェもラインアップ。
アイテム2
『ユーシーシー』職人の珈琲 ドリップコーヒー 深いコクのスペシャルブレンド
『ユーシーシー(UCC)』はたくさんのドリップバッグを販売しています。その中の「職人の珈琲」シリーズは、ナチュラル精製(非水洗式精製)の豆を50%以上も使用して味わいにこだわったシリーズです。
アイテム3
『ブルックス』ドリップバッグコーヒー
コーヒー粉を10g使った少し贅沢な作りで、有名高級ホテルや旅館でも採用されているドリップバッグです。味の異なる銘柄が10種類もあるため、まずはお試しセットで飲み比べてみるのがおすすめ。好みのタイプを見つけ出してください。
アイテム4
『キーコーヒー』ドリップオン バラエティパック
『キーコーヒー』のドリップバッグが「ドリップオン」シリーズ。さまざまなブレンドやパックがありますが、その中の6種類を楽しめるのが期間限定品入りのバラエティパックです。あらゆる大きさのカップに対応するホルダーで、セットしやすいのもポイント。
アイテム5
『辻本珈琲』グルメドリップコーヒー
焙煎後の24時間以内にドリップバッグを充填することで、挽き立ての香り豊かなコーヒーを実現しているのが『辻本珈琲』。ブレンドのネーミングがユニークで、「お茶屋が考えるまろやかブレンド」や「ほろにがブレンド」、「いつもブレンド」などをラインアップしています。
アイテム6
『カフェ工房』ドリップコーヒー お試しセット
広島のコーヒー通販メーカー『カフェ工房』のドリップバッグセット。ブラジルコーヒー鑑定士が厳選した豆を、ドイツ『プロバット』社製の焙煎機や石焼焙煎の遠赤外線効果によって焼き上げ、香り豊かに仕上げています。このセットは、カフェインレスを含む7種類のコーヒーが堪能可能。
アイテム7
『片岡物産』匠のドリップコーヒー リッチブレンド
コーヒー鑑定士が厳選した上質な豆を挽いた直後にパッキング。左右に引っ張るだけでクイックにオープンできる仕様で、簡単に本格的なコーヒーを淹れることができます。深めの焙煎で芳醇なコクを引き出したリッチブレンドに加え、まろやかで甘味が感じられるモカブレンドも選べます。
アイテム8
『エージーエフ』ちょっと贅沢な珈琲店 ハンディドリップコーヒー ギフト
選りすぐったアラビカ豆100%を使用し、豆の個性を最大限に際立たせたシングルオリジンのドリップバッグ。お湯を注ぐと、老舗の喫茶店でマスターに淹れてもらったようなコーヒーの香りが広がります。ギフトセットなら、コロンビアブレンドとブラジルブレンドが簡単に飲み比べ可能です。
アイテム9
『ホテルオークラ』ドリップコーヒー 詰め合わせ
ラグジュアリーホテルの名門『ホテルオークラ』の格別なコーヒーを家庭でも気軽に飲めるようにしたドリップバッグ。この詰め合わせは、リッチマイルド・リッチボディ・リッチビターの3種類がセットになっていて、贈り物としても最適です。
アイテム10
『フォリボラ』ティーバッグコーヒー
最後は浸水式のドリップバッグコーヒーをピックアップ。カップに入れたあとにバッグを数回ジャンピングさせることで、短時間でしっかりと成分を抽出することができます。 テイストはビター、ライト、デカフェの3種類をラインアップ。
これでさらに淹れやすく。ドリップバッグ用のスタンド&ホルダー5選
大抵の場合、ドリップバッグはほとんどのカップに対応しますが、セットしづらい組み合わせがないとは限りません。そんなときのためにもぜひ活用したいのが、ドリップバッグ用のスタンドやホルダー。ドリップバッグの位置が高くなるため、コーヒー粉がカップ内に浸かり続けるのを防ぎ、雑味のないクリアな味わいに仕上げられるのもポイントです。
アイテム1
『珈琲考具』ドリップバッグ スタンド
ステンレスのワイヤーフレームで構成されたシンプルなスタンド。合わせるカップのデザインを選ばず、オールマイティに使えます。汚れにくく、匂いや色素が移りにくいので、衛生的なのもポイント。
アイテム2
『ドリップハウス』ドリップコーヒー スタンド ホルダー
こちらもワイヤーフレームで作ったスタンドですが、ドリップバッグがより高い位置にセットできるのがポイント。お湯の量が確認できるので、注ぎ過ぎてこぼれることがありません。クリアなトレー付きで、淹れ終えたあとの置き場所に困らないのも利点。世界的に知られる金属加工の街、新潟県燕三条の技で作られていて品質もお墨付きです。
アイテム3
ドリップバッグ用スタンド
ステンレスを筒状に加工したメタリックかつスタイリッシュなスタンド。直径7~9.5cmのカップに対応しています。安定感が抜群でお湯を注ぎやすく、クリアな味わいのコーヒーを楽しむことができます。
アイテム4
『ピクニックカフェ』マルチドリッパー
ホルダーと3種類のドリッパーを組み合わせることで、さまざまなバリエーションの淹れ方に対応できるマルチドリッパーです。一般的なコーヒーだけでなく、ベトナム式コーヒーを作ることも可能。お茶類を淹れるティードリッパーとしても重宝します。
アイテム5
『パール金属』コーヒードリップバッグホルダー ブレイクタイム
半透明の樹脂を使ったドリップホルダー。耐熱温度が80度からマイナス20度なので、ホットからアイスまで淹れられます。また、同素材のトレーが付属。近くに置いておけばコーヒーのおかわりもすぐに淹れることが可能です。カップの直径は72~92mmに対応。
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60以上のメディアで執筆。「着こなし工学」提唱者
平 格彦
出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。